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K−1前日会見 日菜太「泥臭くても勝ちにいきたい」広野「世界一になりたい」

[ 2017年12月26日 20:30 ]

日菜太
Photo By スポニチ

「K−1 WORLD GP 2017 JAPAN〜SURVIVAL WARS 2017〜」(27日東京・後楽園ホール)の前日記者会見が26日、都内のホテルで行われた。

 2017年のK−1の最後の試合は第2代スーパー・ウェルター級王者チンギス・アラゾフへの挑戦権をかけた日菜太(31)VS広野祐(33)の次期挑戦者決定戦。日菜太と広野は共に6月に開催された「K−1 WORLD GP JAPAN〜第2代ウェルター級王座決定戦〜」に出場。両者とも一回戦で敗退している。日菜太は、現Krush−70キロ王者ジョーダン・ピケオーと互角の試合をするも判定で敗れ、広野もサニー・ダルベック相手にヒザ蹴りによるカットでTKO負けという結果だった。

 両者は会見に出席し、試合への意気込みと挑戦者決定戦への想いを語った。

 日菜太は「今年、2月・6月・9月とK−1に参戦させてもらいました。今年最後のK−1を僕の試合で締められるということで、『終わり良ければ全て良し』にしたいと思います。6月に負けた悔しい想いは、勝たないと晴れないと思うので、しっかり戦って勝って、来年3月に一番良い想いをしたいと思います」と語り、挑戦者決定戦へは「僕も残された時間は、少ない。今のK−1・Krush世代の10代の選手たちは、凄く良い選手が溢れています。自分が見ても『こんな動きできないよ』と思うような選手がたくさんいて、未来があります。でも、今まで頑張ってきた30代の日菜太が、あと何年かで1番良いものが見せられる自信がすごくあります。まだまだ自分に対しても期待しているので、凄く進化した日菜太が明日見せれるのか、倒せるか倒せないかは明日戦ってみないとわからないです。倒さないと『またしょっぱい試合』って言われるかもしれないですけど、どんなに泥臭くても勝ちにいきたいと思います」と意気込みを語った。

 広野も「今日までやるべきことはやってきました。試合当日に向けてしっかりリカバリーをして、本番に備えたいと思います。(挑戦者決定戦への想いは)率直に言うと『世界一になりたい』という気持ちですね。それに尽きると思います」と力強く宣言した。

 また、現K−1ウェルター級王者であるチンギス・アラゾフやK−1のベルトについて聞かれると、日菜太は「明日の試合で良い試合をして、勝たないと発言する資格はないと思うので、明日の試合を考えて、今日1日リラックスします。良い年末を過ごせるように良い調整が出来たらいいなと思います」と話した。対象的に広野は「今、ファンの人、関係者も含めて日本人がアラゾフに勝つことは無理だと思っていると思います。でも自分は、日本人選手でもアラゾフに勝てることを証明したいです」と打倒アラゾフを誓っていた。

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2017年12月26日のニュース