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藤岡奈穂子 判定勝ち 女子世界最多タイとなる5階級制覇を達成「難しいと思っていた うれしい」

[ 2017年12月1日 21:39 ]

 ボクシングのWBO女子世界ライトフライ級王座決定10回戦は1日、東京・後楽園ホールで行われ、WBA女子世界フライ級王者の藤岡奈穂子(42=竹原慎二&畑山隆則)が前IBF女子世界アトム級王者のヨカスタ・バジェ(25=コスタリカ)に3―0で判定勝ちし、女子世界最多タイとなる5階級制覇を達成した。ミニフライ級からバンタム級までを制した藤岡の戦績は19戦17勝(7KO)2敗、バジェは14戦13勝(6KO)1敗。

 1回はバジェの出入りのスピードと手数の多さに劣勢だった藤岡だが、2回後半からはフィジカルの差を生かして優位に立った。フットワークを使うバジェに対し、ボディーで動きを止めてポイントを取ると、左フック主体に上へのパンチも徐々にヒットした。激しく抵抗する相手を倒しきれなかったが、採点は98―92、96―94、99―91と大差がついた。

 藤岡はリング上で「ホッとしてます。(5階級制覇を)宣言していたけど、難しいと思っていたので達成できてうれしい」と息をついた。かつて負けたときは引退も考えたというが、「大きな経験となって生かされた。ここまでやってきて良かった」と感慨深げ。今後については「今すぐは難しい。6階級制覇?長生きしたいので、あんまり考えていない」としながらも「モチベーションがある限り、皆さんにどこかで見てほしい」と含みを持たせた。

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2017年12月1日のニュース