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まさかの結末…大橋健典 日本フェザー級新王者に!坂にKO勝ち

[ 2017年12月1日 20:37 ]

 ボクシングの日本フェザー級タイトルマッチ10回戦は1日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の同級7位・大橋健典(28=角海老宝石)が王者・坂晃典(25=仲里)を5回3分6秒KO勝ちして新王者となった。戦績は大橋が21戦15勝(10KO)4敗2分け、坂が20戦16勝(13KO)4敗。

 まさかの結末だった。5回、大橋が右ストレートなどで坂をぐらつかせるなど追い詰め、終了10秒前の拍子木が鳴った時。終了ゴングと勘違いした坂がクルリと背を向けた。その顔面へ大橋の右フックが一撃。大の字に倒れた坂は起き上がれず、カウントアウトされた。3回までは坂がジャブからボディーをしつこく狙い、途中から右も当たって試合を優勢に進めており、4回から大橋が左フックで流れを変えつつあるところだった。

 タイトル初挑戦を実らせた大橋は「チャンピオンになりたいと思って頑張ってきたが、まさか、なれるとは思っていなかった。うれしい」と笑顔を見せ、ここまで8連続KO中だった坂を倒したことに「いろんな選手とスパーして、力を出せれば勝てると自信いっぱいで臨んだ。ポイントでは負けているかと思ったけど、ラウンドが進むにつれて良くなっているのが分かっていたので一踏ん張りした」と明かした。

 試合後のリングには早速、ランキング1位の指名挑戦者・源大輝(ワタナベ)が上がり「坂選手が勝つと思っていた。試合を見た感じでは勝てると思う」と強気に発言。来春のチャンピオンカーニバルでの対戦へ「2度目(の挑戦)で必ずベルトを獲るのでよろしく」と宣言した。大橋も「最後に立っているのは僕というシナリオにしたい」と言い返し、早くも火花を散らした。

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2017年12月1日のニュース