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村田、来年4月に国内で初防衛戦 調整期間で「速い動き」習得へ

[ 2017年11月29日 05:30 ]

10キロのバーベルを口にくわえ、首を鍛える村田
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 ボクシングのWBA世界ミドル級新王者・村田諒太(31=帝拳)の初防衛戦が、来年4月ごろに国内で開催される見通しであることが分かった。帝拳ジムの浜田剛史代表(57)が28日、明かした。村田は同日、都内の同ジムで本格始動した。

 10月22日の戴冠から2週間後には体を動かし始めた村田は、ミット打ちなどを消化。「記録に名前を残せたのは良かった」と喜びつつも「ハングリー精神がなくなるのが怖い。五輪金メダリストとしてプロに来て失敗ではなかった、という安心感が生まれているのは事実」と表情を引き締めた。ミドル級は来年5月の再戦が予定される3団体統一王者ゴロフキン(カザフスタン)と元WBC王者アルバレス(メキシコ)がトップ2。「その勝者を目標にして、向かっていきたい。ハングリーでいられれば続けていける。その意味でも上を目指さないと」と話した。

 陣営は2度の世界挑戦における疲労などを考慮し、次戦まで半年以上空ける方針。新たな取り組みも可能とあり、村田は週1回の筋トレで「速い動き」の習得に着手したことを明かし、「スタートと50〜60メートルを走っている時に使う筋肉は違う。どこを意識すれば要領がいいのか、考えて練習している」と説明した。「まずは4月。証明しないといけないものは多い。“村田と戦ったら面白い”という存在にならないと」と初防衛戦をにらんだ。

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