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K―1 初代ヘビー級王座決定T会見 乱闘寸前 エル・ボウニ「スシでも食って、東京見物でもしてろ」

[ 2017年11月22日 16:24 ]

フォトセッションで宮田充・K−1プロデューサー(左)が持つチャンピオンベルトを持ち去ろうとするイブラヒム・エル・ボウニ
Photo By スポニチ

 23日にさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで行われる「K―1 WORLD GP 2017 JAPAN〜初代ヘビー級王座決定トーナメント」(本紙後援)の前日計量と記者会見が22日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで開かれた。

 新生K―1初のヘビー級王座を懸けた戦いには日本人4人を含む8選手が出場する。計量では2月にK―1初参戦し、今回の優勝候補に挙げられるイブラヒム・エル・ボウニ(24=モロッコ)が黒マスクに赤いTシャツ姿で登場。1回戦で対戦するKOICHI(37=バンゲリングベイ・スピリット)との写真撮影の際にいきなり頭突きをかまして乱闘寸前となり、関係者が割って入って2ショット撮影は中止となった。エル・ボウニは会見でも「ここにベルトが7つあるように見えるか?1つしかないだろ。それは俺のモノになる。残りの連中はスシでも食って、東京見物でもしてろ」と強気一辺倒。2月にエル・ボウニにKO負けした上原誠(33=士魂村上塾)が決勝での対戦を希望すると「またKOされたいのなら、決勝まで来てみろ」と言いたい放題だった。

 迎え撃つ日本勢はKOICHI、上原の他にK―Jee(27=K―1ジムFUKUOKA小比類巻道場)、岩下雅大(33=BULLS)が出場。リザーブファイトでは愛鷹亮(27=力道場静岡)と古田太一(37=ポルティファミリアジム)が対戦する。パコム・アッシ(36=フランス)と1回戦で戦う上原は「やっとヘビー級のトーナメントができた。チャンピオンベルトが夢ではない、目標に近い存在となった」と意欲十分。岩下は1回戦の相手ロエル・マナート(23=オランダ)を見て「ナイスガイ。鼻が高いのでへし折りたいです」と挑発した。また、エル・ボウニの“襲撃”を受けたKOICHIは「逆に火を付けてくれたので明日は最初から行く」と闘志を口にし、1回戦でアントニオ・プラチバット(24=クロアチア)と対戦するK―Jeeは「自分史上最高の準備ができた。明日は楽しみ」と抱負を述べた。

 1回戦のカードと体重は以下のとおり。

 ▽上原誠(士魂村上塾)92・2キロ―パコム・アッシ(フランス)94・4キロ

 ▽K―Jee(K―1ジムFUKUOKA小比類巻道場)90・2キロ―アントニオ・プラチバット(クロアチア)98・4キロ

 ▽岩下雅大(BULLS)99・5キロ―ロエル・マナート(オランダ)99・5キロ

 ▽KOICHI(バンゲリングベイ・スピリット)99・2キロ―イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ)98・2キロ

 <リザーブファイト>愛鷹亮(力道場静岡)99・8キロ―古田太一(ポルティファミリアジム)89・6キロ

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2017年11月22日のニュース