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村田 長男からの言葉に苦笑「“パパ、やったねー”と言われると思っていたのに」

[ 2017年10月23日 17:13 ]

熱戦から一夜明け、笑顔で会見する村田
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ(22日、両国国技館)でアッサン・エンダム(33=フランス)に7回終了TKO勝ちし、日本人2人目のミドル級世界王者となった12年ロンドン五輪同級金メダリスト村田諒太(31=帝拳)が23日、東京・神楽坂の帝拳ジムで一夜明け会見を開いた。

 前夜はあいさつ回りの後に母校のOBの集まりに出席し、ホテルに帰ったのが午前3時半。横になったものの眠れず、6時過ぎには起き出してホテルを出発し、テレビ出演が続いたとあって「そろそろ寝たいです」と疲れ切った表情を浮かべた。

 不可解な判定負けから5カ月ぶりの再戦ではエンダムを序盤から圧倒。帝拳ジムの本田明彦会長に「こんなレベルに負けるんじゃない」とハッパをかけられて送り出されたと明かし、「自分の方が強いんだという気持ちでいったのが良かった。あそこで仮に(試合が)ストップしなくてチャージを弱めるつもりはなかった。いずれストップできると思っていた」と振り返った。帝拳ジムの浜田剛史代表は「100点です。五輪金からデビューして、1つ1つ積み重ねてきた言いどおりに来た。期待されてできる選手はめったにいない」と賞賛。村田は「7、80点」と自己評価し、「100点から減点の7、80ではなく、1点1点積み重ねての点数。自分の能力を出したということでは100点をあげられる」と話した。

 家族には電話で報告したという村田は長男・晴道君から「何で試合が終わったのか、さっぱり分からなかった」「パパが泣いたの初めて見たよ」と言われたそうで、「小生意気な発言で…。“パパ、やったねー”と言われると思っていたのに期待外れでした」と苦笑。長女・佳織ちゃんからは「明日(23日)の(保育園の)お迎えはパパ?」と言われたそうで、「それが世界王者としての初仕事になりそうです」と照れ笑いを浮かべた。

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2017年10月23日のニュース