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猪木生前葬 自らの棺にパンチ ハンセン氏、愛弟子藤波ら参列

[ 2017年10月22日 05:30 ]

リング上に置かれた棺を前に恒例の「ダァー」を披露するアントニオ猪木
Photo By スポニチ

 格闘技イベント「INOKI ISM.2」が21日、東京・両国国技館で行われ、全試合終了後に参院議員のアントニオ猪木の生前葬が営まれた。リング上に棺が置かれ、プロレスラー時代の猪木と激闘を繰り広げたスタン・ハンセン氏、愛弟子の藤波辰爾、藤原喜明が参列。7000人の観客がキャンドルを掲げる中、追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされた。

 一段落したところで猪木の声が会場にとどろき、ヒット曲「千の風になって」を「そこに私はいません、死んでなんかいません」と熱唱。リングに上がると、棺にパンチを打ち込み、魂と見られる赤い玉を取り出した。あいさつでは、姥捨(うばすて)山の話で高齢化社会へのメッセージを送るなど、政治家らしい側面も見せた。生前葬は十数年前に知人から開催を打診されており、今年に入ってきょうだい2人を亡くしたこともきっかけとなったという。周囲では全国での「生前葬ツアー」のプランも出ているが、笑顔で「バカヤロー」と叫んで否定していた。

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2017年10月22日のニュース