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村田諒太 計6Rのスパーリングに納得「重要なのは相手にプレスをかけること」

[ 2017年10月9日 19:10 ]

スパーリングで相手にプレッシャーをかける村田
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ(22日、東京・両国国技館)で王者アッサン・エンダム(33=フランス)と5カ月ぶりの再戦に臨む同級1位の村田諒太(31=帝拳)が、本番仕様のスタイルを整えた。9日は東京・神楽坂の帝拳ジムで外国人パートナー2人と計6ラウンドのスパーリングを実施。中盤からプレスが効き始めてコーナーで連打をまとめる場面もあり、「今日は良かった。重要なのは相手にプレスをかけること。相手のスタミナも削れていた」と納得の表情だった。

 前週までのスパーリングでは前進しても足を使う相手にプレッシャーをかけられず、打つ際のバランスも崩れていたという。しかし、6日に帝拳ジムの本田明彦会長と話し合い、再戦へ向けた戦い方を再確認。これまでの半身の構え方から、左足をやや引いたスクエア気味のスタンスに変更した結果、相手が左右どちらに動いても対応してプレッシャーをかけられる手応えをつかんだ。「広角的に捉えられるか今日試してみて、しっくり来た」と村田。フック系のパンチを受けても体のバランスが崩れず、プレッシャーで動かされる形となったパートナーの「息が上がっているのも分かった」と明かした。スパーリングの終盤にはノーガードで相手を誘う動きも見せ「バランスがいいから出せる。ちょっと遊びが出た。試合ではやらないけど」と笑ったが、「この感覚を忘れずに、あと1週間しっかりやって、あとは疲れが抜ければ」と話した。

 8日には長男・晴道君が通う保育園の運動会に参加。晴道君がかけっこで1位になったり、村田が晴道君をおぶって走った親子レースの動画をスマートフォンで見せながら「最高の日でした」とニッコリ。「よく走ってくれた。今度は自分が頑張らないと」とパワーをもらった様子だった。

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2017年10月9日のニュース