村田 エンダム戦はギリギリ減量、あえて“太め残し”で調整
WBA世界ミドル級タイトルマッチ 王者アッサン・エンダム≪12回戦≫同級1位・村田諒太 ( 2017年10月22日 両国国技館 )
WBA世界ミドル級王者エンダムと5カ月ぶりの再戦に臨む村田が、あえての“太め残り”調整法を導入した。早めに減量を開始すると試合当日に体重をあまり戻せず、パワーが落ちることを懸念。試合直前まで本格減量は行わずに、5月の対エンダム初戦より1キロ増の77キロでリングに上がる計画を明かした。
不可解な判定負けを喫した5月の王座決定戦の前日計量は両者とも72・3キロだったが、村田によると試合当日の体重が76キロだったのに対し、エンダムは7キロ以上増の79・5キロ。再戦にあたっては「僕は79・5キロでは動けない。77キロぐらいがいいかな」とリバウンドの予定を口にし、「1キロ違うとパワーが全然違うので」と説明した。
この日は10ラウンドのスパーリングを予定していたが、疲れのピークとあって7ラウンドで打ち切った。体重は練習前でリミットより6キロオーバーだが、「あえて太めで。早く体重を落とすと、体も小さくなってしまう。ギリギリでもいいのかな」と話した。
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