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コバレフ ウォードの引退を歓迎「選手にタイトル戦の機会が与えられる」

[ 2017年9月22日 14:53 ]

6月に行われたウォード―コバレフの再戦 (AP)
Photo By AP

 プロボクシングの3団体統一世界ライトヘビー級王者アンドレ・ウォード(33)が21日に現役引退を表明した。米国の専門誌「リング」が選ぶパウンド・フォー・パウンドランキングで1位に位置する現役最強ボクサーのウォード。ファンに惜しまれながらリングを去ることになったが、セルゲイ・コバレフ(34)はこの知らせを歓迎している。

 コバレフはウォードと過去2戦2敗。ライトヘビー級王者だった昨年11月の対戦で判定負け。失ったタイトルを取り戻すべく臨んだ7カ月後の再戦でも8回TKOで敗れた。米国のゴシップサイト「TMZ」は同日にコバレフへの取材を敢行。同サイトに掲載された動画の中で元王者は次のように話した。

 「ウォードの引退が事実なら、ボクシング界にとっては良いことだ。ライトヘビー級には素晴らしい選手が揃っており、彼らにタイトル戦の機会が与えられるからね。いい試合が見られるという意味で、ファンにとっても良いことではないかな」。

 結果的にウォードのラストファイトの相手となったコバレフ。自身は11月25日(日本時間26日)に再起戦が決まったばかりだが、こんなジョークも飛ばしていた。

 「ウォードは俺が再起すると聞いて引退を決めたのだろう。数試合後に第3戦が組まれるべきだったが、彼はリングを去ってしまった。俺は再戦する前に彼のキャリアを終わらせてやると言ったが、本当にそうなっただろ」。

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2017年9月22日のニュース