尚弥まずは統一戦こだわる 来年中にはバンタム級転向視野も
ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(24=大橋)が21日、統一戦にこだわる姿勢を示した。この日、神奈川県座間市出身の“モンスター”は神奈川県庁を訪れ、黒岩知事に米国デビューとなった9日のV6戦勝利を報告。以前から減量苦を抱え、11日の帰国時には同級での試合は今年いっぱいと明言した。しかし年末の次戦で統一戦が難しい場合は「次もやれそうだなと思えば来春は(他団体の)王者たちも予定が空いてくる」と話した。
WBA、WBCの各王者は次戦予定が決定済み。唯一、実現の可能性があったのはIBF王者アンカハス(フィリピン)だったが、このほど11月に指名試合を受ける公算が大きくなった。井上によれば「(大橋)会長が猛烈に交渉している」と対戦の可能性を探っているが「たぶん挑戦者が優先される」。その場合は改めてV7王者として他3団体の王者陣営と交渉することになりそうだ。
いずれにしても来年中には1つ上のバンタム級に転向。「辰吉さん、長谷川さん、山中さん。自分も憧れる」というWBC王者を狙う青写真も披露した。
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