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岩佐亮佑 圧勝!6回TKOで新王者に 小国との日本人対決制す「ここまで長かった」

[ 2017年9月13日 21:45 ]

プロボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦   王者・小国以載―同級3位・岩佐亮佑 ( 2017年9月13日    エディオンアリーナ大阪 )

2回、左ストレートを当て、小国(右)からダウンを奪う岩佐
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 プロボクシングのダブル世界戦が13日、エディオンアリーナ大阪で行われ、IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は、挑戦者で同級3位の岩佐亮佑(27=セレス)が計3度のダウンを奪い、王者の小国以載(29=角海老宝石)を出血によるレフェリーストップで6回2分16秒にTKOで下し、2度目の世界挑戦で悲願の王座奪取を成し遂げた。また、WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は王者の田中恒成(22=畑中)がパランポン(タイ)を9回1分27秒にTKOで下し、同王座の2度目の防衛に成功した。

 挑戦者でサウスポーの岩佐は初回、カウンターの左ストレートで小国から先制のダウンを奪った。2回にも左ストレートで2度のダウンを追加。そして6回、小国の唇からの出血がひどく、レフェリーが試合を止めた。

 リング上で岩佐は「ここまで来るまで長くて大変だった。世界王者になると言われて、もう数年たちます。なかなか順風満帆にいくボクシング人生ではなかったが世界王者になることができました。きょうはたまたま僕の日。神様に感謝したい」。苦節9年。11年3月に日本バンタム級タイトルマッチで、のちの世界王者・山中慎介(帝拳)に10回TKOでプロ初黒星を喫した。15年6月にはIBF世界バンタム級暫定王座決定戦でハスキンス(英国)に6回TKO負けしており、2度目の世界挑戦でついに王座を手にした。

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