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尚弥の弟・拓真、デビュー9連勝!右拳脱臼から1年ぶり復帰

[ 2017年8月31日 05:30 ]

プロボクシング10回戦   ○井上拓真 3―0 久高寛之● ( 2017年8月30日    後楽園ホール )

7回、久高(右)を攻める井上拓
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24)の弟で元東洋太平洋同級王者の拓真(21)が、1年ぶりの復帰戦を白星で飾った。4度の世界挑戦経験を持つ久高に3―0の判定勝ち。プロデビューから9連勝(2KO)とした。

 昨年末の世界挑戦が決まっていたが、かつての兄と同じく右拳を脱臼して手術を受け、無念のキャンセル。ブランクの間に鍛えた左で主導権を握り、8回には右で相手の左目尻を切り裂いたが、ベテランの粘りに苦しみ、最後は返り血を浴びながらの打撃戦。「5、6回でKOしたかったけど、ズルズルいってしまった。反省点が多い」と顔をしかめた。

 もっとも、9月9日に米デビュー戦を控える兄・尚弥は「これ以上ない経験ができた」と打ち合いに応じた姿勢を評価。大橋秀行会長も「気持ちで負けなかった」とし「世界挑戦は来年になる。バンタム級でやらせたい」とプランを口にした。

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2017年8月31日のニュース