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井上尚弥 米国デビュー戦に向け公開練習 本格的減量はこれから

[ 2017年8月17日 20:20 ]

父・真吾トレーナーのミットに打ち込む井上尚弥
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が17日、横浜市の大橋ジムで、米国デビュー戦となる9月9日(日本時間10日)のアントニオ・ニエベス(30=米国)戦(カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター)へ向けた公開練習を行った。

 この日はミット打ちなどを行った井上尚は、これまでフィリピン人の世界ランカーら5人を相手にスパーリングを消化。「スパーは来週で一応終わりという予定。米国でやる予定はない」と明かし、「コンディションはいい感じ。日本で体をつくっていって、米国では軽く調整するぐらい」と説明した。体重について問われると「(リミットまで)あと7キロぐらい」と答え、報道陣の反応に「けっこうあるな、という感じですね?」とニヤリ。本格的減量はこれからで「(9月3日の)出発までに5キロちょっと落として、向こうで1キロちょっと調整しようかな。普段なら試合1週間前で3キロか、多くて4キロ弱とかあるけど、向こうはどれだけ汗が出ないか分からないから」と湿度の低い現地の気候を気にかけた。

 もっとも、6度目の防衛戦となる試合に関しては「不安はない」ときっぱり。ニエベスの試合の映像を見て「アマチュアのキャリアも多く、しっかり基礎がある選手。ジャブとワンツー主体のタイプ」と分析。「ジャブをいつも以上に角度をずらして当てるとか、相手のリーチが長いので、そこの意識とか、角度を変えて攻めるイメージをしてます。自分のポジション、立ち位置が重要になってくると思う」と話した。「どこでも寝られるタイプ」と海外宿泊も問題なしとしたが、言葉については「ノータッチですよ。行って不便に感じたら、習いに行くかも」と苦笑した。

 なお、井上尚―ニエベス戦は9月10日午前10時からWOWOWプライムで生中継される。

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2017年8月17日のニュース