山中に挑戦するネリが練習を公開「どんどん打っていきたい」
ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(15日、島津アリーナ京都)で王者・山中慎介(34=帝拳)に挑戦する同級1位のルイス・ネリ(22=メキシコ)が10日、東京都新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。
7日に来日し、「日本の暑さも湿気も減量にはもってこいだ」と歓迎する挑戦者は元気いっぱい。同ジム所属でプロ9戦5勝(2KO)3敗1分けの舟山大樹(23)を相手にした2ラウンドでのスパーリングでは途中から持ち味の連打を発揮。強烈な左フックを見舞って報道陣をどよめかせ、途中で陣営がペースを落とすよう指示したほどだった。さらにシャドーボクシング、サンドバッグ打ち、ロープ跳びと約1時間、しっかり体を動かした。
ネリは「日本に来て3日経つが、体調はとてもいい。毎朝ランニングして、午後にジムワークをして夜も寝られている。パーフェクトだ」と満足そう。「モチベーションは高い。明日にでもリングに上がりたい」と意欲満々に話した。山中については「非常にタフで、試合当日に調子を整えてリングに上がる選手」と評した上で、「挑戦者らしく1ラウンドからプレッシャーをかけて、どんどん打っていきたい。自分の長所は手数の多さ。若い年齢でも武器となるだろう。山中が13度目の防衛というのは知っているが、それを止めるために日本に来た。連続防衛記録はここでストップする」と自信を持って言い切った。
メキシコ・ティファナを拠点としているが、山中戦へ向けては6月15日から来日前日まで高地トレーニングを行ったという。車で約1時間のところにある海抜1800メートルの山へ毎朝出向いて1時間20分ほど走り込んだそうで、「スピードや長距離走、リズム走など心拍数を上げる練習をした。スタミナも足の筋力もついた」と明かした。試合の予想については来日時と同様、「KOだと思う。6ラウンドで自分が勝つ」と宣言。得意とするのは左ストレートで、山中の“神の左”に対し「名付けるならパンテラ(ヒョウ)の左だ」と自身の愛称にちなんで答えた。
2017年8月10日のニュース
-
小原佳太が新王者!「ランキングが取れたら世界への道を一歩、歩めたかな」
[ 2017年8月10日 21:35 ] 格闘技
-
井上岳志 8回TKO勝ちで初防衛に成功「最後は気持ちで」
[ 2017年8月10日 20:30 ] 格闘技
-
来春のチャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦の全カードを発表
[ 2017年8月10日 16:30 ] 格闘技
-
和気慎吾 9・13“世界前哨戦”が決定 相手はパノムルンレック
[ 2017年8月10日 16:11 ] 格闘技
-
山中に挑戦するネリが練習を公開「どんどん打っていきたい」
[ 2017年8月10日 15:27 ] 格闘技
-
山中 敵陣営視察に手の内隠し「普段打たない」アッパーで幻惑
[ 2017年8月10日 05:30 ] 格闘技
-
山中 子供2人と初共演「スカルプD」CM、「いい思い出に」
[ 2017年8月10日 05:30 ] 格闘技