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真珠「RIZIN」初陣圧勝、リングサイドで母野沢直子全力エール

[ 2017年7月31日 05:30 ]

RIZINバンタム級トーナメント 1stラウンド―夏の陣― ( 2017年7月30日    さいたまスーパーアリーナ )

リング下で待つ母・野沢直子に抱き着く真珠・野沢オークライヤー
Photo By スポニチ

 総合格闘技の「RIZIN バンタム級トーナメント 1st ラウンド―夏の陣―」が30日、さいたまスーパーアリーナで行われ、お笑い芸人・野沢直子(54)の長女、真珠・野沢オークライヤー(23=米国)がプロデビュー戦で快勝した。

 同じくプロデビュー戦のシーナ・スター(34=米国)に対し、マウントポジションからのパウンドでダメージを与えてから腕十字固め。1R1分50秒、鮮やかに一本勝ちを収めた。話題だけでなく実力も兼ね備えていることを証明した。

 真珠から「恥ずかしいから絶対に声を出さないで」と言われていた野沢は、試合中は無言で、身ぶり手ぶりで応援。勝利が決まると、ようやく絶叫した。真珠はリングサイドの母のもとに駆け寄り、正座をし頭を下げてサポートに感謝。「お母さんはすぐ泣く。でも、“強かった、おめでとう”と言ってもらいました」と話した。

 今後も母の母国である日本のRIZINに定期的に参戦する。そのために日本語も猛特訓中。携帯電話のアプリでは小学2年生の漢字をクリアできなかったため「“うんこ漢字ドリル”を持ち帰って勉強する」と貪欲だ。盛り上がりを見せている女子格闘技に誕生した新たなスターは、今後も注目を集めそうだ。

 ◆真珠・野沢(しんじゅ・のざわ)オークライヤー 1993年10月29日、米国生まれの23歳。9歳から12歳まで空手を習う。UFCの試合を見て刺激を受け、15年にボクシング、16年に総合格闘技(MMA)の練習を開始。サンフランシスコで、UFCやPRIDEで活躍したギルバート・メレンデスのジムで指導を受ける。今年アマチュアで3戦2勝1敗。B77・W62・H90。1メートル76、57キロ。チョコレートが大好物。

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