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福原 初防衛戦へ前王者・高山から金言「挑戦者の気持ちで」

[ 2017年7月20日 05:30 ]

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・福原辰弥≪12回戦≫同級1位・山中竜也 ( 2017年8月27日    熊本・芦北町民総合センター )

現WBO世界ミニマム級王者の福原(右)を激励にやって来た元王者の高山勝成
Photo By スポニチ

 WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(28=本田フィットネス)が19日、同級1位の山中竜也(22=真正)と対戦する初防衛戦(8月27日・熊本県芦北町民総合センター)に向け、熊本市内の所属ジムで練習を公開。練習を見守った前王者の高山勝成(34)から金言を授かった。

 引退していなければチャンピオンの座を懸けて戦うはずだった前王者・高山が見守る中、福原はシャドー、サンドバッグ打ちなどを行った。

 「少し緊張しましたが、見ていてくれてうれしかった。いいアドバイスをいただいた」

 2人は初対面だが、高山からは映像を見たという2月の暫定王座決定戦を踏まえたメンタル、技術両面の“金言”を授かった。「初防衛戦ということを意識せず、挑戦者の気持ちで自分から仕掛けて、盛り上がる試合をしたい」と抱負を述べた福原に、高山は「それでいい」とニヤリ。技術面では、単発が多かった暫定王座決定戦からボディーブローの打ち分けやアッパーを入れたコンビネーションの練習を助言された。

 福原は7月に入って、防衛戦に集中するためアルバイトを中止。連日、朝、練習前、練習後の3度のロードワーク計20キロに加え、スパーリング数もすでに最長8Rまでこなしている。防衛戦までには12Rも行い、総スパーリングは100Rを超える予定だ。

 大阪出身の高山は小学5年時に阪神大震災を経験しており、「(熊本地震で)大変な中でよくタイトルを獲った。引き続き熊本の皆さんが頑張ろうと思えるような熱い闘いを期待したい」とのエールを最後に送った。

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2017年7月20日のニュース