ニエベス 尚弥からの王座奪取に自信「受けない理由があるか?」
ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)の米デビュー戦となる興業「SUPERFLY」(9月9日=日本時間同10日、米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター)の記者発表が15日(同16日)、米ロサンゼルス市内で開かれた。井上尚は欠席したものの、メインのWBC世界同級タイトルマッチで王座奪回を狙う前王者ローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア、帝拳)、セミファイナルで井上と対戦するアントニオ・ニエベス(30=米国)、WBC同級挑戦者決定戦で対戦するカルロス・クアドラス(28=メキシコ、帝拳)とファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)の元世界王者2人、前座に登場する元2階級制覇王者ブライアン・ビロリア(36=米国)が顔をそろえた。
ニエベスは日本の報道陣の取材に応じ、「イノウエはグレートなファイターで、この階級の中でも力がある。13勝のうち11KOという成績からも強さは分かる」とコメントした。それでも「非常に強いが、彼が階級を上げてきたのに対し、自分は階級を下げてきた。自分にはパワーがある。勝てると思う。パーセンテージは自分が60だ」とナチュラルの体重差を強調。「スーパーフライ級での試合は初めてだが、116ポンド(52・6キロ)には落としたことがあるから体重は問題ない」と説明した。
井上尚の試合のビデオは「最近見始めた。長く見ているのではなく少しだけ」という。パウンド・フォー・パウンド(全階級を通じての最強ランキング)に入る強豪・井上尚との対戦をなぜ受けたのか、と聞かれると「受けない理由があるか?ベストの相手と戦うのが選手の目標だ。今回は世界でベストに入る選手だから試合を受けた。いい機会だ。勝てば世界王者になれる上に、ランキングも上がる」と堂々と話した。
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