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三浦隆司 王座奪回へ視線そらさない!「折れないのがポリシー」

[ 2017年7月15日 07:37 ]

計量後に三浦隆司(右)はベルチェルトとにらみ合う
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(15日=日本時間16日、米カリフォルニア州イングルウッド)の前日計量が14日(同15日)、試合会場の「ザ・フォーラム」で行われた。王座奪回を目指す同級1位の三浦隆司(33=帝拳)はリミットを300グラム下回る58・6キロで一発パス。初防衛戦となる同級王者ミゲル・ベルチェルト(25=メキシコ)も同じく58・6キロだった。

 三浦は帝拳ジムで一緒に練習し、ディフェンスなどアドバイスをもらった元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)に付き添われて登壇。計量は一般にも公開され、三浦の故郷・秋田から駆けつけた後援会のメンバー11人もおそろいのハッピ姿で声援を送った。観客席に向かって拳を突き上げた三浦は対戦相手と顔を向かい合う「フェースオフ」で10秒以上、ベルチェルトとにらみ合い。相手が顔をそらしても視線を外さなかった。計量後は元3階級制覇王者・長谷川穂積氏の激励も受けた。

 水分補給した三浦は「これからしっかり栄養を摂って明日に備えたい。夜はステーキを食べます。200グラムぐらいですかね」と笑顔をのぞかせた。ベルチェルトの肉体を見て「しっかり仕上げてきているなという印象」と話し、「段々気持ちは高ぶってきている。(フェースオフで視線をそらさないのは)そこは折れないのが自分のポリシーというか、そこではまず負けられない」と説明した。応援団も「見えました。ハッピを着ていたので気がついた。心強い」と感謝し、「応援に来るのは聞いていた」というロマゴンの登壇には「凄い心強いですね。ここで(以前)戦ってますからね。いるだけでパワーをもらえる。“いい試合を期待している。頑張れ”と。うれしいサプライズ」と激励されたことを明かした。最後は「必ず勝ちます。その結果、いい試合ができれば。何としてもベルトを取り返したい」と意気込んだ。(ロサンゼルス・中出 健太郎)

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2017年7月15日のニュース