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三浦隆司 渡米「見たい映画があったら見て、眠くなったら寝て、リラックスして過ごしたい」

[ 2017年7月9日 18:04 ]

王座奪回へ渡米した三浦(右)と田中トレーナー
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ(15日=日本時間16日、米ロサンゼルス)で2年ぶりの王座奪回を目指す同級1位の三浦隆司(33=帝拳)が9日、渡米前の成田空港で取材に応じた。

 体重は前日8日の時点でスーパーフェザー級のリミット58・9キロまであと2キロで「今までで一番のコンディション。順調ですね」と強調。王者ミゲル・ベルチェルト(メキシコ)への挑戦まで1週間あるだけに「まだ気持ちは落ち着いている。直前になって盛り上がる感じ」と話した。減量中の飛行機による長時間移動はストレスがたまるが、「見たい映画があったら見て、眠くなったら寝て、リラックスして過ごしたい」と笑った。

 1月の挑戦者決定戦では7回以降に攻勢をかけてミゲル・ローマン(メキシコ)に12回KO勝ち。「できれば7回以降のボクシングを早めにやれればいいと思うし、そういう戦い方をしていきたい」と言う。同行する田中繊大トレーナーも「前半にいい出だしができれば、いい結果が出る」と序盤のペース掌握をキーポイントに挙げた。

 現地はヒスパニック系の観客が多く、試合ではベルチェルトへの声援が多いことが予想される。三浦も故郷・秋田県を中心に約20人の応援団が駆けつけるが、アウェーの雰囲気は否めない。しかし、米国やメキシコで激闘を演じて本場でも人気があるだけに、「いい試合をすれば、自分を応援してくれる人も出てくる。自分の世界にお客さんも引きずり込みたい」と敵地の観客も味方につける激闘を約束した。

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2017年7月9日のニュース