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亀田和毅「最後は倒して勝ちたい」 10日に国内復帰2戦目

[ 2017年7月9日 15:18 ]

計量を終えポーズをとるイバン・モラレス(左)と亀田和毅
Photo By スポニチ

 ボクシング亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で国内復帰2戦目となるノンタイトル10回戦の前日計量に臨み、契約体重の56・0キロを100グラム下回る55・9キロでパスした。対戦相手のイバン・モラレス(25=メキシコ)は600グラムアンダーの55・4キロだった。

 亀田和は「いい感じで(体重を)落とせたので良かった。夏やから最後までちゃんと練習して、最後に水分を落としたという感じ。(3月の復帰初戦より)今回の方が体調はいいです」と話した。イバン・モラレスは元4階級制覇王者エリックが長男、元WBO世界スーパーフライ級王者ディエゴが次男というモラレス3兄弟の三男。「向こうも俺の世界ランキングを奪いに来るのでモチベーションはあると思う。自分のボクシングをして、お客さんが喜ぶような試合をして、最後は倒して勝ちたいですね」と意気込みを口にした。

 今後のスーパーバンタム級での2階級制覇を見据え、今回はサウスポーとの対決を選択。岩佐亮佑(セレス)や和気真吾(FLARE山上)ら国内トップクラスのサウスポーたちと100ラウンドを超えるスパーリングを消化した。「サウスポー相手のカギは距離感。相手の左をもらわない、いい距離で戦うこと」と話した。

 和毅に“倒して魅せるボクシング”を期待しているという長男の亀田興毅トレーナーは「あと10センチの距離を踏み込めるかどうか。スパーでは見えてきているので、どのぐらい試合でできるのか。5センチでも1センチでも、ちょっとでもできれば前回より大進歩と思う」と試合のテーマを説明。「世界王者の上、スーパー王者になるための1戦目と位置づけている」と明かした。相手や場所を問わず、世界戦に向かわせる方針の協栄ジム・金平桂一郎会長は「できれば倒して終わらせてほしい」とコメントした。

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