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三浦 ラム肉で前途“羊々”、減量順調 試合前最長9Rスパー

[ 2017年6月28日 05:30 ]

WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ   王者ミゲル・ベルチェルト≪12回戦≫同級1位・三浦隆司 ( 2017年7月15日    米カリフォルニア州イングルウッド )

田中トレーナー(左)を相手にミット打ちを行う三浦
Photo By スポニチ

 王座奪回を目指す三浦隆司(33=帝拳)が都内のジムで、試合前最長となる9ラウンドのスパーリングを行った。3人のパートナーを相手に、距離によってガードを固めたり、右ジャブで相手の視界を遮るなど、さまざまなディフェンスをテスト。当初の8ラウンド予定から1ラウンド追加し、「まだ動けるスタミナを感じたので」と説明した。

 減量はリミットまで4キロと順調で、7月9日の渡米時には残り2キロまで落とす予定だ。試合前は肉食中心のメニューが恒例だが、牛肉以外に最近はまっているのがラム肉。ステーキ用を購入して自ら台所に立ってミディアムに焼き、塩・こしょうか焼き肉のタレで食べるのだという。「ヘルシーだし、あのクセのある味がいい」と減量にも役立っている。

 5ラウンド目からは「スイッチを入れようと」うなり声を上げてパンチを振るう“ビーストモード”にチェンジ。強烈な左フックで相手を吹っ飛ばした。勝負の鍵は「左がどれだけ当たるか」。防御に気を配りつつ、最後は“肉食系”らしい豪快なKOで決める。

 ▼ラム肉 ラムは生後1年未満の子羊のこと。それ以上はマトン。ラム肉はアミノ酸の一種「L―カルニチン」や、ビタミンB1、B2、鉄分が豊富で低カロリー、高たんぱく質。L―カルニチンは基礎代謝を上げ、細胞内の脂肪燃焼を助ける。肉の中ではラム肉に最も多く含まれている。

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2017年6月28日のニュース