比嘉に具志堅超え人気指令、会長ゲキ「もっと名前売らないと」

「もっと有名にしたい」という具志堅会長（上）に、比嘉は「よろしくお願いします」のポーズ
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　ボクシングのＷＢＣ世界フライ級王者・比嘉大吾（２１＝白井具志堅）が都内の所属ジムで練習を公開した。５月２０日の王座奪取から１週間後には練習を再開。あいさつ回りなど多忙なスケジュールの中で体は動かしており「もっと左ジャブを出せたら良かった。ワンツー、真っすぐのパンチも鍛えていきたい」と課題を口にした。

　初めて世界王者を輩出した具志堅用高会長は「５０回以上ビデオを見ている」と喜びに浸る一方、「一緒に歩いていても誰も比嘉とは分からない。みんな俺の方しか見ないから、サインする量が多くなっちゃった」と知名度の低さを懸念。テレビ出演は「俺の仕事を取られちゃう」と警戒？しながらも、「若い子がボクシングを見るように、もっと名前を売らないと」と“有名人化”を弟子に課した。

　「（有名人の）会長の壁は高い」と苦笑いした比嘉も「盛り上がる試合をして、ファン以外にも名前を覚えてもらいたい」と決意。秋ごろに計画する初防衛戦へ向け、７月上旬に走り込み合宿を行う。