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初参戦アラゾフ王座獲得 ダウン応酬、3―0判定で城戸下す

[ 2017年6月19日 05:30 ]

スポニチ後援K―1 WORLD GP 2017 JAPAN   ~第2代スーパー・ウエルター級 王座決定トーナメント~ ( 2017年6月18日    さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ )

K―1 WORLD GP 2017 JAPAN 第2代スーパーウエルター級王座決定トーナメントで優勝したアラゾフはベルトを腰に巻き笑顔(左端は決勝で対戦した城戸)
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 8人によるトーナメントが行われ、K―1初参戦のチンギス・アラゾフ(24=ベラルーシ)が王座を獲得した。ダウンの奪い合いとなった決勝は3―0の判定で城戸康裕(34=谷山ジム)を退けた。フェザー級王者の武尊(25=SAGAMI―ONO KREST)はスーパーファイトでブバイサ・パスハエフ(26=ロシア)にKO勝ち。スーパーライト級タイトルマッチは野杁正明(24=EBISU 小比類巻道場)が第2代王者となった。

 ベラルーシからの刺客がK―1初参戦で黄金のベルトを腰に巻いた。「準備万端で素晴らしいファイトを見せられた。今日は僕の日になって優勝できた」。顎ひげを蓄えたこわもてのアラゾフは、最後に柔和な笑みを見せた。

 1回戦は中島から2Rに2度のダウンを奪ってKO勝ち。準決勝は右フック一発でピケオーを1Rで倒したが、そこで「右目を痛めた」という。城戸との決勝は1Rにダウンを奪いながら、2Rに視野の狭くなっているところで左ストレートを浴びて尻もちをついた。だが、3Rにパンチで2度倒し、3―0の判定勝ちにつなげた。

 K―1ヘビー級で活躍したアレクセイ・イグナショフと同じジムで格闘技を始めた。左右にスイッチしながら多彩な蹴り、パンチを繰り出すスタイルは現在のジムに移ってから身につけた。「レベルの高いトーナメントに参加できてよかった。また日本に戻ってくる」。世界的に最も層が厚いと言われる70キロのスーパーウエルター級に新たなつわものが現れた。

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