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村田 現役続行表明、再び世界へ「ベルト獲るため尽力したい」

[ 2017年6月9日 05:30 ]

本格練習を再開した村田は鏡を見ながら笑顔でシャドーボクシング
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 ボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦で敗れた村田諒太(31=帝拳)が8日、都内で会見し、現役続行を正式表明した。5月20日の世界初挑戦はエンダム(フランス)に不可解な1―2判定負け。「いい経験だったが、ただ一つ残念なのがベルトを獲れなかったこと。そのベルトを獲るために尽力したい」と世界王者を改めて目標に掲げた。

 WBAは再戦を指令したが、帝拳ジムの浜田剛史代表は「今後は白紙」と強調。世界戦実現の難しさを知る村田も「誰とやりたいとか簡単に言えない」と個人的希望を封印した。この日からミット打ちなど本格的練習も再開。「相手が距離を詰めてきた時にショートパンチで対応しないといけなかった。(パンチを)効かせた後、KOを狙えるところで狙えなかった。ベースは変えずに、戦い方をより良いものにしていく」と改善に取り組む方針を示した。

 今夏は同僚の三浦隆司や亀海喜寛が米国で世界挑戦する。「亀海さんは米国デビューは良くなかったのに、ここまで来た。自分もこの負けを肥やしにしようという気になる」と刺激を受けたという。「自分の夢が小さくなっていたところがあったが、今回で夢だったものに少しは近づいたかな。改めてそこを目指したい」と話した。

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