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元王者アンセルモ・モレノが現役引退 山中慎介と2度激闘

[ 2017年6月3日 12:47 ]

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)と2度の激闘を繰り広げた元WBA同級王者アンセルモ・モレノ(31=パナマ)が1日、母国パナマのテレビ番組で現役引退を表明した。5月27日にパナマで行われたWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で元同級王者フリオ・セハ(24=メキシコ)に3回KO負けし、その後メディカル検査を受けて引退を決断したという。プロ通算戦績は43戦36勝(12KO)6敗1分け。

 ディフェンスに優れた技巧派サウスポーで「チェミート(亡霊)」の異名を取るモレノは2008年5月にWBA世界バンタム級王座を獲得し、10年にはスーパー王者に認定されるなど計12度の防衛に成功。14年に王座陥落後、15年9月に東京・大田区総合体育館で山中の持つWBC王座に挑戦し、8回終了時の公開採点ではリードしながら1―2の判定で惜敗した。また、昨年9月にはエディオンアリーナ大阪で山中と1年ぶりに再戦。第1戦とは異なる攻撃的なスタイルで臨み、4回にダウンを奪ったものの、計4度倒されてプロ初のKO負けとなる7回TKOで敗れた。

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2017年6月3日のニュース