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亀田和毅 国内復帰第2戦はイバン・モラレスと 興毅は「正直反対した」

[ 2017年5月23日 13:38 ]

対戦者のイバン・モラレスの写真を手に睨みをきかす亀田和毅
Photo By スポニチ

 ボクシング亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が7月10日に後楽園ホールで、国内復帰第2戦に臨むことが23日、発表された。56キロ契約ノンタイトル10回戦で、イバン・モラレス(25=メキシコ)と対戦する。元WBCインター・スーパーフライ級シルバー王者でプロ通算33戦31勝(19KO)2敗のモラレスは元4階級制覇の長男エリク、元WBOスーパーフライ級王者の次男ディエゴと「モラレス3兄弟」として有名。今回は和毅と「ボクシング3兄弟三男対決」となる。

 3月に国内復帰を果たした和毅は東京都新宿区の協栄ジムで会見し「こんなに早く試合が決まるとは思っていなかった。3〜4カ月ペースで試合ができるのはうれしい」と話した。「メキシコでは結構有名で、テレビでも見ていた」というモラレスは身長1メートル70のサウスポー。「ボクシングをしながら打ち合いもする。1回も倒れたことがない。いい試合になると思う」と分析し、「次は世界戦という気持ちでいたけど、サウスポーとは5、6年やっていないし、世界王者にもサウスポーが結構いる(WBAスーパー王者リゴンドー、WBO王者マグダレノ)ので」と説明。和毅とはやりたくない、ゴメンと言われるぐらい、今回はやったろうかな」と意気込んだ。

 長男の興毅トレーナーは「正直、今回の相手は反対した。いい選手なので。でも、本人から“実力あるサウスポーとやりたい”と言われたら止めるわけにもいかない」と説明。和毅について「練習を見ていても凄く気持ちが前面に出ていて、一日一日進化している。化け物クラスの選手になるのではと思っている」と期待を寄せた。現在はスーパーバンタム級でWBA3位、IBF5位、WBO7位、WBC12位にランクしている和毅も「世界王者しか見ていない」と次戦を世界前哨戦としたい考えを述べた。

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2017年5月23日のニュース