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井上尚弥 一夜明け「アドレナリンが出て」4時まで眠れず 完勝に「今までで一番良かった」

[ 2017年5月22日 18:19 ]

笑顔で会見する井上尚弥
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が5度目の防衛成功から一夜明けた22日、横浜市内の大橋ジムで一夜明け会見を開いた。

 試合後は「アドレナリンが出ていた」と朝4時まで眠れず、試合の映像も見たという。指名挑戦者のリカルド・ロドリゲス(27=米国)に3回1分8秒KO勝ちしたV5戦は「ジャブが一発かすったぐらい」の完勝で「かなりいい内容で試合を進められた。練習してきた左フックで倒せた。1カ月前に合宿して、試合中に足腰の強さを感じた。今までで一番良かった」と自賛。「一発で倒れちゃったけど、相手がダメージを受けて動けなくなった時にやりたいことがあった」「スイッチしての左ストレートで倒せたら格好良かったですね」「ジャブを打っていて、相手が痛そうだなと思っていた」などと自信のコメントを口にした。

 それでも父・真吾トレーナーは「全体的にいいと思うけど、それでも悪いところを見つけるのが我々の仕事」と手綱を緩めず、「リード(ジャブ)をもう少しリズム良く散らせられたら。足腰は安定していたけど、もみ合いになった時は直すところがあるのかと思う」と話した。

 9月の次戦では待望の米国初進出が控える。陣営では試合から逆算して7月には強化合宿を張る予定だ。早めに練習も再開したいという井上尚は「米国は本場。そこで認められたら世界のスターになれるという場所。昨日の試合でも十分インパクトはあると思うけど、さらに自分が納得できる試合ができるように精進したい」と語った。年末には階級を上げて3階級制覇を狙う構想もあるが「スーパーフライ級でもまだ数戦できる」とし、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)やカルロス・クアドラス(メキシコ、帝拳)ら強豪がひしめく同階級で「せっかくだから誰かしらとはやりたいですね」とビッグマッチを熱望した。

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2017年5月22日のニュース