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王者・西田光 11カ月ぶり実戦に意欲「勝ってチャンピオンと認められたい」

[ 2017年4月30日 15:29 ]

日本ミドル級王座統一戦に臨む王者・西田光(左)と暫定王者・胡朋宏
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本ミドル級王座統一10回戦(5月1日、東京・後楽園ホール)の前日計量が30日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・西田光(29=川崎新田)はリミットより100グラム軽い72・4キロ、暫定王者の胡朋宏(28=横浜光)はリミットの72・5キロでパスした。日本王座の初防衛戦でもある西田は24戦15勝(7KO)8敗1分け、元日本王者の胡は21戦17勝(17KO)4敗。

 西田は昨年9月、淵上誠(八王子中屋)戦の3日前にジムの階段から転落。左骨盤と腸脛の打撲および脳しんとうと診断され、試合が中止となった。実戦は東洋太平洋同級王座を失った同年6月以来、約11カ月ぶりとなる。今回からジムOBの西禄朋氏をトレーナーに迎え、パンチ力を強化しており「ちょっとはアグレッシブになった。その分ディフェンスは悪くなったかもしれないけど(笑い)」と言う。胡については「何回かスパーリングしたことがある。スピードもテクニックもあると思うけど、一番はパンチ力」と分析し、「この試合に勝たなかったら、自分自身でもチャンピオンになったと認められない。勝ってチャンピオンと認められたい」と意気込んだ。

 一方、胡は昨年12月、淵上との暫定王座決定戦8回TKO勝ち。13年8月に陥落した正規王座への返り咲きを狙う。「(日本王座は)1回獲ったので、もう1回そこに戻るというだけ。日本のベルトに対してそんなに思い入れはない」と話ながらも、「重量級らしい迫力ある試合で、最後は打ち合って勝ちたい。フルラウンド戦ったことがないのでやってみたいというのもあるけど、早いラウンドで決まれば体も楽」と抱負。「練習では足を力み過ぎないようにした。相手は打ち合いに強くて、近い距離も強いので、いつでも足を動かせる意識を持って練習した」と明かした。

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2017年4月30日のニュース