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村田 試合前最長10ラウンドのスパー「自信になった」

[ 2017年4月26日 18:21 ]

外国人選手を相手に10ラウンドのスパーリングを行った村田
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 ボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦(5月20日、東京・有明コロシアム)で世界初挑戦する同級2位の村田諒太(31=帝拳)が26日、東京都新宿区の帝拳ジムで、試合前最長となる10ラウンドのスパーリングを行った。

 元WBO同級王者で現WBA同級1位のアッサン・エンダム(33=フランス)対策としてスパーリングパートナーに招へいしたパトリック・デイ(24=米国)とは4ラウンドを実施。スピードのある相手に強いプレッシャーをかけてロープへ追い込むと、左ボディーや右ストレート、さらには課題の左フックも返すなど上々の出来だった。

 3選手を相手に計10ラウンドを消化した村田は「きょうは良かった」と充実の表情。「長いラウンドでもパンチが切れたし、最後まで手も出せたので自信になった」と話した。先週まではジャブを意識しすぎて体が沈み、バランスを崩していたが、この日は「右が当たらないと意味がない。強いパンチを打てる体勢を大事にしたので、右が当たったのではないか」と分析した。

 当初は試合3週間前にあたる28日に最長ラウンドのスパーを考えていたが、「金曜日は疲れがたまって動きが悪い」とこの日に実行。10ラウンドは「もうやらない」と明かし、今後はスタミナ維持のため8ラウンドのスパーや心拍数を上げるトレーニングをしていくという。

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2017年4月26日のニュース