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元ミス府中ボクサーの後藤あゆみ、香港でノンタイトル戦

[ 2017年4月14日 14:13 ]

香港で記者会見した後藤あゆみ(左)(ワタナベジム提供)
Photo By 提供写真

 モデル経験を持ち、ミス府中に選ばれたこともあるボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・後藤あゆみ(28=ワタナベ)が5月13日に中国・香港のコンベンション&エキシビションセンターでノンタイトル6回戦を行うことが決まり、13日に現地で記者会見した。プロデビューから6戦全勝(4KO)の後藤は昨年4月のタイ以来、2度目の海外での試合となる。3月に東京・後楽園ホールで同王座を獲得した際に香港から関係者が来日し、5月の試合出場を打診していた。

 興業を主催するDEFプロモーションのジムで会見した後藤は、香港について「凄く近代的な建物もあれば古風な建物もあって、新旧が入り交じっていて面白い都市だと思います。ご飯はもちろんおいしいし、お買い物できるところはたくさんあるし、私が練習させていただいたDEFジムの設備は素晴らしいものでした。空気清浄の設備に200万かけたとかで、ボクシングジムならではの嫌な臭いがしない。水の入ったサンドバッグは手首も痛くならないし、お気に入りです」とコメント。メインイベントでの登場となるが「香港はプロの女子ボクサーがいないということなので、男性ボクサーだけでなく女性ボクサーも認知してもらえるように、招待された以上は役目を果たせるように精いっぱい頑張ってきたいと思います」と話した。

 会見では現地メディアに囲まれ、「日本でも何回か記者会見を行っているのであまり緊張はしなかったんですが、通訳さんを通して質問の答えを記者の方に伝えるので、日本語のように細かく伝えきれないため、分かりやすく答えをまとめてお伝えする技術が必要なんだな、と思いました。人生で一番、写真を多く撮られた一日だったと思います」と振り返った。また、東日本ボクシング協会が選ぶ月間賞で3月の新鋭賞に選出され、「女子は選ばれたことがないので“世界チャンピオンになっても難しいかもよ”と言われたこともあったんですが、本当に選ばれたので素直に嬉しいのと、ビックリしていてまだ実感沸かないし、ドッキリか何かだと、表彰される瞬間まで半信半疑のままでいます(笑い)」と話した。

 ワタナベジムによると、今後はDEFプロモーションとの交流を深め、興行開催時の相互マッチメークの協力を約束したという。今回の興業では同ジムの松山真虎と山本ライアンも試合を行う。

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2017年4月14日のニュース