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比嘉、12連続KOの硬い拳 所属ジム会長の具志堅氏も評価

[ 2017年4月4日 05:30 ]

WBC世界フライ級タイトルマッチ   王者ファン・エルナンデス《12回戦》同級1位・比嘉大吾 ( 2017年5月20日    有明コロシアム )

世界戦へ向け意気込みを語る比嘉
Photo By スポニチ

 “島人(しまんちゅ)の宝”がカンムリワシの背中を追う。沖縄出身の比嘉は「1ラウンドから自分のボクシングをして盛り上げる」と瞳を輝かせた。武器は12連続KO中の硬い拳。所属ジム会長で、日本記録の世界王座13連続防衛記録を持つ具志堅用高氏が「(4階級上の)フェザークラス」と評する破壊力だ。

 中3時に井岡一翔の世界戦中継で流れた同会長のKOシーンに目を奪われ、高校からボクシングを開始。デビュー戦前には会長の髪形をまねてパーマにしたが、アトピー性皮膚炎で頭部がただれ断念した。弟子に愛される会長も「タイのくそ暑い中でユースのベルトを獲った時、これは世界いけると思った」と世界奪取を確信。沖縄出身ではWBA世界スーパーライト級の平仲明信氏以来の世界王者へ。レジェンドの秘蔵っ子は「打ち勝つ」と力強く宣言した。

 ▼比嘉 大吾(ひが・だいご)1995年(平7)8月9日、沖縄県浦添市出身の21歳。宮古工高卒。アマチュア戦績36勝8KO8敗。獲得タイトルはWBCユース・フライ級王座と東洋太平洋フライ級王座。右ファイター。

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2017年4月4日のニュース