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五十嵐、相手は意外に憶病!?「俺はやる気だったのに…フェイスオフ断った」

[ 2017年3月31日 14:42 ]

世界前哨戦に臨む五十嵐俊幸(左)と対戦相手のカルタヘナ
Photo By スポニチ

 ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、WBO同級1位につける五十嵐俊幸(33=帝拳)が4月1日、東京・後楽園ホールで“世界前哨戦”となるノンタイトル10回戦に臨む。31日に東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた前日計量はリミットの50・8キロでパス。対戦相手のWBO・IBF同級10位ミゲール・カルタヘナ(24=米国)は200グラム軽い50・6キロだった。

 元日本同級王者の五十嵐は12年7月にWBC王座を獲得。翌13年4月の2度目の防衛戦で八重樫東(大橋)に敗れて王座から陥落し、その後はスーパーフライ級で2階級制覇を狙う予定だった。しかし「もともとパワーがないのは分かっていたけど、たかだか(フライ級と)3ポンドの差でそれを強く感じた。体格的にもフライ級の方がアドバンテージを生かせると思った」とフライ級に再転向。今回は4年ぶりにフライ級の体重に落としたが、「落としている段階から凄くいい練習ができた。最後のスパーリングまで集中を保ってここまで来られた」と手応えをつかんでリングに上がる。

 カルタヘナの印象については「入れ墨が凄くて怖そうだったけど、(計量後に顔を向き合わせる)フェイスオフをしろと言われたら、俺はやる気だったのに断っていた。意外と気が小さいのかな」とコメント。それでも「今までのノーランカーと違って実績のある世界ランカー。一筋縄ではいかないと分かっている」と警戒した。「4年間やってきた攻めのボクシング、本来の足を使ったボクシング、この1、2年で培ったコンディショニングとか、リングで100%を出せるようにしたい。次はもう世界と言ってもらえる試合をしたい」と意気込んだ。

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2017年3月31日のニュース