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山中練習再開 13度目防衛へ「神ってた」稀勢から刺激

[ 2017年3月31日 05:30 ]

サンドバックを打つ山中
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)が都内の所属ジムで4週間ぶりに練習を再開した。今月2日にカールソン(メキシコ)に7回TKO勝ちして国内歴代単独2位となる12度目の防衛に成功。「新学期が始まった感じ。今からボチボチ頑張ります」と話し、素手でサンドバッグを叩いて感覚を確かめるなど約1時間、体を軽く動かした。

 休暇中は地元の滋賀県湖南市や夫人の実家がある沖縄などで英気を養った。テレビはあまり見なかったが、大相撲春場所での横綱・稀勢の里の逆転優勝には「神ってた」と感動。ケガを抱えて戦った姿に「同じ戦う者として凄いなと思わされた。内に秘めた闘志、横綱としての責任感がみんなに伝わった」と感銘を受けたという。世界王者の責任感を問われ「ジムで練習する姿は後輩も見ている。後輩の勉強や成長につながる姿勢を見せていきたい」と話した。

 今秋に予想される次戦では元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高の国内最多記録に並ぶ13度目の防衛に挑む。「ケガもないし、スムーズに練習に入れるのは大きい」とし「来週からスパーに入ろうかな」とジョークで笑わせた。

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2017年3月31日のニュース