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ド派手タトゥーのミジャン「打ち合いは好き」投手からボクシング転身

[ 2017年3月12日 13:34 ]

藤岡と対戦するミジャンは両腕にタトゥー入り
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA女子世界フライ級王座決定戦(13日、東京・後楽園ホール)の調印式と前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位のイザベル・ミジャン(32=メキシコ)はリミットより400グラム軽い50・4キロ、同級2位の藤岡奈穂子(41=竹原慎二&畑山隆則)は500グラムアンダーの50・3キロで一発パスした。

 ロックが好きで、両腕や背中に派手なタトゥーを入れているミジャンはマイナー団体WBF(世界ボクシング連盟)の女子フライ級王座を獲得しており、「藤岡は3度世界王者になっているが、私も再び世界王者になりたい」と抱負。身長が藤岡の1メートル58に対して1メートル67と勝っており、「身長やリーチ差を生かした戦い方をしたい」と話した。本来はボクサータイプながら「打ち合いになれば応じる。打ち合いは好き」と話した。

 ボクシングを始める前は「野球をやっていて投手だった」と明かした。高校、社会人とソフトボールの遊撃手として国体にも出場した藤岡との共通点だが、「ボールと人を打つのは、どちらがうまいか?」との質問には「アッパーカットを打ちたい」と照れ笑いを浮かべた。藤岡が東日本大震災で被災した宮城県出身と聞くと、「私の国も経済状況や政治が悪く、人々はみんなお腹をすかせている。麻薬組織の問題もあり、国は大変な状況にある。メキシコを背負う気持ちを持って挑戦したい」と表情を引き締めた。

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