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赤穂 相手バッサリ「研究?するに値しない」10日、日本バンタム級王座決定戦

[ 2017年3月9日 17:28 ]

計量を終えポーズをとる赤穂亮(左)と田中裕士
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本バンタム級王座決定戦(10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位の赤穂亮(30=横浜光)はリミットいっぱいの53・5キロ、同級2位の田中裕士(25=畑中)は100グラム軽い53・4キロでパスした。

 3度目の世界挑戦をうかがう赤穂は田中の印象について聞かれ「特にない。研究?するに値しないでしょう」と切り捨てた。試合のテーマに関しては「強打者の証明をする。パンチ力があっても倒さないと意味がないので。早めはないけど中盤か後半あたり」とKKOを宣言した。試合へ向けた2階級上の日本上位ランカーとのスパーリングでは「毎回ボコボコにしていた」というが、バンタム級での試合は15年8月の世界戦以来で減量にはナーバスになっていたと明かした。親交があり、尊敬する元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(帝拳)が昨年末の日本フェザー級タイトルマッチで田中の同僚の王者・林翔太(畑中)に敗れて引退。「俺の分も頑張れと言われた。兄貴の分も頑張る」と“雪辱”を口にした。

 一方、田中は昨年3月の日本バンタム級王座決定戦で益田健太郎(新日本木村)に完敗。当時は減量苦だったこともあり「体も動かなくてリングに立つのが精いっぱいだった。悔いと後悔しか残らないタイトルマッチだった」と振り返った。2度目の王座挑戦となる今回は同僚のWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(畑中)や林翔太らとスパーを行い、「スピードが自分の武器」と改めて感じたという。赤穂については「勢いもパンチ力もある、力強い選手」と分析した上で「僕の持ち味であるスピードを生かして、自分の距離で戦えたらなと思っている」と抱負。田中や林の戴冠には「もちろん、そのモチベーションもあります」と2人に続くことを誓った。

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2017年3月9日のニュース