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映画「ロッキー」の撮影でも使用 有名ボクシング会場が取り壊しへ

[ 2017年1月18日 16:55 ]

映画「ロッキー」で主演のシルベスター・スタローン 2006年撮影
Photo By スポニチ

 英国のデーリーメール紙(電子版)は16日、米国ペンシルベニア州のフィラデルフィアにある「ブルーホライゾン」というボクシング会場が近く取り壊されると伝えた。

 「ブルーホライゾン」と聞いてピンとくるファンもいるかもしれない。1961年に開場した同会場はフィラデルフィアにおけるボクシングの象徴ともいえる存在。収容1500人と決して大きくはないが、米国のボクシング誌「リング」によって世界一のボクシング会場に選ばれたこともある。映画「ロッキー5」の撮影でも使われ、白人の新鋭ボクサー、トミー・ガンが試合をしていたのもここだった。

 しかし、かつての隆盛も今は昔。興行を行う際に発生する税金に苦しめられ、2010年に閉鎖へと追い込まれてしまった。翌年の11年にはフィラデルフィアの開発業者が同地を買収。13年には取り壊して駐車場とするプランが明らかになったが、これまで閉鎖から手をつけられることなく、そのままの状態で残されていたという。同紙には消え行く「ブルーホライゾン」の写真も掲載されているが、建物内にはまだリングもあり、ここがボクシング会場であったことをうかがわせる。

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2017年1月18日のニュース