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衝撃KOで2連敗 ラウジーの進退は?NBA選手からエールも

[ 2017年1月4日 15:40 ]

ヌネス戦に敗れたロンダ・ラウジーはオクタゴンを去る(AP)
Photo By スポニチ

 12月30日に行われたUFC207でロンダ・ラウジー(29)は衝撃のKO負け。王者アマンダ・ヌネスが放つ強烈なパンチを浴び続け、試合は開始からたった48秒で勝負が決した。絶対女王と呼ばれたラウジーにとってこの一戦は約1年ぶりの実戦。一昨年の11月、ホリー・ホルムに初黒星をつけられて以来のオクタゴン登場となったが、らしさを全く見せることができず、これで2連敗となった。

 試合後は沈黙を続けていたラウジー。ファンにとってはその進退が気になるところだが、2日にスポーツ専門局ESPNを通じて「自分には今後について熟考する時間が必要」という内容の声明を発表した。彼女が再び戦いの場に戻ってくるかは分からない。しかし、このまま引退となっても、女子格闘技の人気を押し上げたこれまでの功績は計り知れない。

 プロバスケットボールNBAの元スター選手、コービー・ブライアントは1日に自身のツイッターで「女子格闘技の注目度を高めた彼女にスタンディングオベーションを送ろう」とメッセージを発信。同じくNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズも12月31日のアクロン・ビーコン・ジャーナル紙(電子版)の中で次のようにラウジーへエールを送っている。

 「頂点に立った者がその座から引き下ろされる。これはスポーツの世界ではよくあることだ。いま彼女はまさにその屈辱を味わっている。自分にもそうした経験があるから気持ちはよく分かるんだ。彼女がいまの状況をどのように考えているかは分からないが、頂点に立ったことよりもその座を引き下ろされた屈辱の方が重要なんだよ」

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2017年1月4日のニュース