井上尚弥、ＫＯ宣言「バシッと決めます」　河野公平「やりにくい距離にする」

計量をパスしポーズを取る井上尚弥（右）と河野公平
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　あす３０日にゴングを迎える「ボクシングフェス２０１６」（東京・有明コロシアム）の前日計量が２９日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで行われ、ＷＢＯ世界スーパーフライ級タイトルマッチは王者・井上尚弥（２３＝大橋）、挑戦者の同級１０位・河野公平（３６＝ワタナベ）ともにリミットいっぱいの５２・１キロで一発パスした。

　４度目の防衛戦となる井上尚は計量後、父・真吾トレーナー特製の参鶏湯で栄養補給。「体調はいいすね。腹への入り方が。調子が悪いと全然入っていかないので」とコンディションは万全であることを強調した。河野の体つきを見て「いい感じに仕上げたんじゃないですか」と話し、「油断しないでバシッと決めます。判定まで行くことは考えていない」とＫＯ決着を宣言した。

　一方、河野は経口補水液でのどを潤したあと、芽衣夫人がつくってくれたじゃこ入りおにぎりをほおばった。さらに、卵焼き、鶏のささみ、カボチャの煮物などが入った弁当で栄養補給。「いよいよ明日だなって感じ。イメージは混戦。井上君はきれいに距離を取るので、やりにくい距離にして慌てさせて。最後は当たるチャンスがあると思う」と自身３度目の世界王座奪取を誓った。