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大森ショック…大みそか世界戦 王者ケガで中止

[ 2016年12月9日 05:30 ]

会見を行った大森
Photo By 共同

 世界初挑戦の晴れ舞台が暗転した。大晦日に大森将平(23=ウォズ)がIBF世界バンタム級王者、リー・ハスキンス(32=英国)に挑む世界戦が白紙になった。8日、京都市内の同ジムが会見を開き、明らかにした。理由は王者の足の負傷。代わりの試合相手について、大森昌治会長は「(大森は)必ずやる。ノンタイトルになっても。難しいが最善を尽くす」と声を振り絞った。

 同会長に連絡があったのは7日朝。マッチメーカーから電話で告げられたという。「詳しい状態は不明。せめて、右足か左足かくらい教えてほしい。診断書を送ってくれ、とは言った。頭が真っ白」と、憤まんやるかたない表情だ。しかも、相手側からの「四つ星以上で、スポーツジム付きのホテル」というムチャな条件もなんとか大森側がクリアしていた。そこまでして、この結末。大森将平は「長谷川(穂積)さんは骨折してもやった。世界王者の意地を見せてほしかった」と、9月の長谷川―ウーゴ・ルイス戦を引き合いにドタキャンを皮肉った。

 時間的に世界戦を組むことは難しく、大森の大晦日はノンタイトル戦となることが濃厚だ。

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