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竹中 判定で2度目防衛「勝ちに徹した」、東洋太平洋フェザー級

[ 2016年10月13日 21:43 ]

判定で2度目の防衛に成功した竹中
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 ボクシングの東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・竹中良(31=三迫)が同級1位の挑戦者ランディ・ブラガ(28=フィリピン)に3―0の判定勝ちを収めて2度目の防衛に成功した。竹中は19戦15勝(8KO)3敗1分け、東洋王座初挑戦も実らなかったブラガは21戦19勝(5KO)2敗1分け。

 ともに自分の距離を取り、ガードも固めるディフェンシブな戦い方で、決定打や連打がきわめて少ない展開。竹中は左ボディーや右ストレートを的確に当ててポイントを稼ぎ、採点はジャッジ2人が118―110、1人が119―110と一方的だった。竹中は「4、5回で距離はつかめたけど、相手の右フックをもらわないようにと慎重になった」と振り返り、「返しの左フックがサウスポー相手に出ない。外側からの左のパンチをもっと練習したい」と反省した。

 昨年8月の王座奪取時に右拳を負傷して手術。4月の初防衛戦でも再び痛め、全力で打てるようになったのは8月からだった。初防衛に成功した当日夜、故郷で熊本地震が発生し、竹中の実家なども被害を受けた。「絶対に負けられないという思いだった」と明かし、「きょうは勝ちに徹したので次へつながった。来年、頑張ります」と話した。三迫貴志会長も「ケガなく終われたのは満足している。次は防衛戦の可能性が高いが、チャンスがあればトライさせていきたい」と来年にも世界挑戦させたい意向を示した。

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2016年10月13日のニュース