谷口　判定勝ちで世界ランク入り確実　４月デビュー、５戦全勝

世界ランカーを破った谷口将隆は控室でドヤ顔
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　ボクシングの東洋太平洋ライトフライ級４位・谷口将隆（２２＝ワタナベ）が１３日、東京・後楽園ホールで行われた４８キロ契約８回戦でＩＢＦ世界ミニマム級１２位のデクスター・アリメンタ（２０＝フィリピン）に２―１で判定勝ちし、世界ランク入りを確実にした。今春に龍谷大を卒業して４月にプロデビューしたばかりの谷口はプロ５戦全勝（４ＫＯ）。２回に「練習していた」という左のカウンターでダウンを奪うと、相手の大振りパンチを冷静にかわしながら左ストレートや右フックを打ち込み、ポイントを重ねた。

　これまでの４試合は故郷・大阪での試合で、今回がプロ転向後初めて後楽園のリングだった。初の８ラウンドに「きつかった」と明かしたが、「ダサくてもカッコ悪くても勝ち切れた」と満足そう。「（世界ランカーに）勝ったまだ実感はない」と言いながらも、アマ時代からのライバルで同期入門の京口紘人（２２）らを相手にスパーリングを積んできたとあり、「パートナーが相手より強かったですから」と感謝を口にした。今後はミニマム級での日本ランキング入りが確実で、次戦は大みそかの出場が予定されている。