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王者・石本、長谷川に刺激「勇気もらった」 古橋と完全決着戦

[ 2016年9月30日 14:50 ]

日本スーパーバンタム級タイトルマッチで対戦する王者・石本(右)と挑戦者の古橋

 ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ(10月1日、東京・後楽園ホール)の前日計量が30日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、2度目の防衛を目指す王者・石本康隆(34=帝拳)、挑戦者の同級8位・古橋岳也(28=川崎新田)ともにリミットいっぱいの55・3キロで一発クリアした。

 両者は昨年8月に対戦し、石本が3―0で判定勝ち。石本は「(当時は)後がないという意味で逃げるような勝ち方をしてしまって、クリンチも多くて。勝てたけど、内容は納得していないし、相手も納得していない。完全決着したい」と意気込んだ。古橋を「気持ちの強いファイター」と評し「お互いがどう工夫していけるか」と話した。1つ年上で、プライベートでも交流がある長谷川穂積(真正)が16日にWBC世界スーパーバンタム級王座を獲得し、3階級制覇を達成。「ケガしていたのを知っていたので不安はあったけど、長谷川さんの真骨頂を見た。勇気をもらった」と刺激を受けている。

 一方、昨年4月に小国以載(角海老宝石)に敗れて以来、2度目の日本タイトル挑戦となる古橋は「自分の中では日本タイトルは世界タイトルより特別なものと思っている。純粋に強い者が手にできるタイトルと思うので」とコメント。前回の石本戦については「前半にポイントが取れていたか微妙で、打ち合いに行ったら石本さんのペースになった」と分析し、「テーマは自分超え。石本さんの時の自分を超える」とリベンジを誓った。

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2016年9月30日のニュース