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高山 6回負傷判定で新王者に 18歳加納、最年少王者ならず

[ 2016年8月20日 15:36 ]

<WBO世界ミニマム級王座決定戦>3R、流血しながらも左ストレートを加納(右)に決める高山

 世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王座決定戦12回戦は20日、兵庫県三田市駒ケ谷運動公園体育館で行われ、同級2位で33歳の高山勝成(仲里)が同級1位で18歳の加納陸(大成)に6回58秒、3―0の負傷判定で勝ち、新王者となった。高山は通算6度目の世界王座奪取。加納が目指した日本人の世界王座獲得最年少記録更新はならなかった。

 高山は3回にバッティングで左まぶたを切ったが、手数で圧倒。6回傷口が悪化し、ドクターが試合を止め、6回までのポイントで勝った。

 高山の戦績は40戦31勝(12KO)8敗1無効試合、加納は日本でのプロデビュー前も含めて13戦10勝(5KO)2敗1分け。

 ▼高山勝成の話 勝利はしたが負傷判定は残念。ベルトが手元に来たことには満足している。(加納は)正直、まだまだ。(自分と闘うには)早すぎた。

 ▼日本人の世界王座獲得最年少記録を持つ井岡弘樹氏の話 加納もよう打ち合いましたね。やはりキャリアの差が出たね。(加納サイドは)記録更新を狙って努力してきてたんで抜かれても、良かったんだけどね。

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2016年8月20日のニュース