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京太郎 TKO勝ち 転向後16戦15勝「自分の名前で興行が打てるのは幸せ」

[ 2016年8月2日 22:19 ]

「タイトル前哨戦」に圧勝した藤本京太郎

 ボクシングの日本ヘビー級王者・藤本京太郎(30=角海老宝石)が2日、東京・新宿フェイスで行われた興行「京太郎祭り」でメインの同級8回戦に登場し、クルーザー級でオーストラリアの地域タイトル獲得経験があるアダム・ラブロック(33=オーストラリア)に2回2分13秒TKO勝ちした。藤本はK―1からプロボクシングに転向後16戦15勝(8KO)1敗、ラブロックは17戦11勝(2KO)6敗。

 「1ラウンドで相手の力を把握して2ラウンドから自分のペースに持ち込んでいった」という藤本が2回、強烈なワンツーを打ち込むと、ラブロックは逃げるようにリング上でフラフラ状態に。さらに猛攻をかけた藤本に、相手陣営はたまらずタオルを投入した。今回はパートナーが来日できず、スパーリングがほとんどできない状態で試合に臨んだ藤本は「新宿フェイスで自分の名前で興行が打てるのは幸せなこと。結果的にKOで締めくくれてよかった」と安どの表情を見せた。

 12月6日の次戦ではWBOアジア・パシフィック王座(日本ボクシングコミッション非公認)か東洋太平洋ヘビー級王座に挑戦する予定。今月にはハワイで走り込み合宿を行い、その後は米国合宿か日本に外国人パートナーを招へいしての集中スパーリングを計画している。「昨年の3、4月からガチでスパーしていない」と苦笑した藤本は「K―1で35、36戦、ボクシングに来て5年で16戦。あと1、2年で世界と勝負したい。何となくいい方向に行っていると思う」と話した。

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2016年8月2日のニュース