×

高山樹延 全身タトゥーのブルベイカーを警戒「自分の距離で戦う」

[ 2016年7月24日 14:22 ]

東洋太平洋ウエルター級王座統一戦で対戦する暫定王者・高山樹延長(左)と正規王者ジャック・ブルベイカー

 ボクシングの東洋太平洋ウエルター級王座統一12回戦(25日、東京・後楽園ホール)の前日計量が24日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、暫定王者・高山樹延(30=角海老宝石)はリミットいっぱいの66・6キロ、正規王者ジャック・ブルベイカー(24=オーストラリア)は200グラム軽い66・4キロで一発パスした。

 昨年11月に日本同級王座を返上し、今年2月に東洋太平洋暫定王座を獲得した高山は25戦24勝(8KO)1敗。全身タトゥーに覆われたブルベイカーを見て「想像より大きかった。体格がしっかりしていて厚みがあり、パワーもあると思う」と警戒。大一番へ向け「しっかり距離をつくって、自分の距離で戦おうと思う」と戦略の一端を明かし、「今までに比べても厳しいトレーニングをやってきた。スパーリングも早い段階から豪華メンバー、小原(佳太=三迫)ら王者クラスとやってきたし、やるべきことはやった」と闘志を燃やした。

 一方、昨年8月にタイトルを獲得したブルベイカーは家族や彼女、応援団など10人を引き連れて初来日。戦績は12戦10勝(5KO)1敗1分けで、海外での試合も初となる。「日本でやるのは自分にとってチャレンジだけど、ここからステップアップしていく」と前向きで、初対面した高山については「元気そう。リスペクトしているけど自信はある」と話した。全身タトゥーの中でも目立ったのは右足で、マイク・タイソン、ムハマド・アリ、ラスベガスのMGMグランドなどが精密に彫り込まれていた。

続きを表示

2016年7月24日のニュース