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王者・粉川 判定勝ちで3度目の防衛 相手は「凄くタフでした」

[ 2016年7月15日 21:58 ]

 ボクシングの日本フライ級タイトルマッチ10回戦は15日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・粉川拓也(31=宮田)が挑戦者の同級7位・大嶽正史(37=石橋)を3―0の判定で破り、3度目の防衛に成功した。

 序盤から的確にパンチを当てて主導権を奪い、大嶽の奮闘でKOこそできなかったものの、最終回にも右カウンターを決めてダウン寸前まで追い込む快勝。採点はジャッジ2人がフルマーク、1人が99―91をつける大差だった。戦績は粉川が31戦27勝(13KO)4敗、大嶽が33戦15勝(7KO)15敗3分け。

 粉川は「(大嶽は)これが最後という強い思いがファイトに出ていて、何をやっても倒れなかった。凄くタフでした」とプロ14年目にして初のタイトル戦に挑んだ苦労人の挑戦者を称えた。KOを逃したとあって、自身については「倒してやろうと力み過ぎて、途中からは相手がガンガン前へ出てきたので安全運転をしてしまった」と反省しきり。3度目の世界挑戦実現に関しては「きょうみたいな内容では分からないと思うけど、大みそかは明けておきます」と話し、場内の笑いを誘った。宮田ジムの宮田博行会長は「10月25日にもう1回防衛戦をやらせたい」とプランを明かした。

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2016年7月15日のニュース