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和気“ジョコ流”「グルテンフリー」で世界獲る

[ 2016年7月15日 05:30 ]

練習後に古口哲会長(右)から、乱れたリーゼントを整えてもらう和気慎吾

IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦 同級1位 和気慎吾―同級2位 ジョナタン・グスマン

(7月20日 エディオンアリーナ大阪)
 リーゼントボクサーが“ジョコ流メニュー”で世界奪取に臨む。IBF世界スーパーバンタム級1位の和気が都内のジムで練習を公開し、ミット打ちなどで軽快な動きを披露。小麦製品を摂取しない「グルテンフリー」の食事法を導入してから減量を含むコンディションづくりが上達し、この日も「朝起きて(リミットまで)1キロもない。しっかり食べているから疲れないし、動けるから試合ギリギリまで練習ができる」と自信を示した。

 かつては計量後にうどんやパスタなどを摂取していたが、約4年前から師事する木内周史トレーナーの勧めで食事のメニューを変更。「信じてやってみたら体調が良くなった」という。「グルテンフリー」の食事は男子テニス世界1位のジョコビッチが急成長した要因として有名だが、和気も変更後の13年3月に東洋太平洋同級王座を奪い、世界への道が開けた。

 普段から食品の質にこだわり、断食やヨガにも取り組むなど体調管理を徹底。「車屋さんにとっての車のように、自分の体は商売道具」と万全に仕上げて世界の舞台へ上がる。21勝21KOの対戦相手グスマンを「良いコンディションで来日してくれてうれしい」と歓迎し「パンチの怖さはあるけど僕には当たらない。フルラウンド圧倒して圧勝する」と宣言した。

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2016年7月15日のニュース