×

山中、9・16V11戦でモレノと再戦 長谷川は3階級制覇狙う

[ 2016年7月6日 13:40 ]

9月16日にダブル世界戦に臨む長谷川(左)と山中

 ボクシングの帝拳ジムは6日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで会見を開き、9月16日に大阪市のエディオンアリーナ大阪第1競技場でダブル世界戦を行うと発表した。WBC世界バンタム王者・山中慎介(33=帝拳)が指名挑戦者の同級1位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)を相手に11度目の防衛戦を行い、元WBC世界バンタム、元WBC世界フェザー級王者の長谷川穂積(35=真正)が3階級制覇を懸けてWBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)に挑戦する。

 山中は昨年9月の9度目の防衛戦でモレノと対戦し、ダウンを奪えないまま2―1判定で辛勝。モレノが今年4月の指名挑戦者決定戦に勝ち、1年ぶりの再戦が実現した。「(前回は)どちらが勝つか分からない内容だった。今回は完全決着をつける気持ちで臨む。今までで間違いなく最強の相手で、一番苦戦した相手。そんな相手に差を見せつけるか、自分にも期待している」と抱負を語った。

 長谷川は14年4月に当時のIBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネス(スペイン)に挑戦して7回TKO負けして以来、2年5カ月ぶりの世界戦。世界戦は2連敗中で、3階級制覇を懸けた一戦には進退も懸かる。「ラストチャンス、ラストチャレンジと思っている。悔いなく試合をしたい。自分の実力を過信せず、今できるスタイルをつくれば勝てると思う」と話した。ウーゴ・ルイスはWBA世界バンタム級暫定王者時代の12年12月に当時の正規王者・亀田興毅(亀田)との統一戦に敗れているが、帝拳ジムの浜田剛史代表は「当時よりウエートを上げて攻撃的になった。力でどんどん来る部分がプラスアルファされている」と説明した。

続きを表示

2016年7月6日のニュース