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田口 V4戦は宮崎と日本人対決!河野とW世界戦も初のメイン

[ 2016年7月5日 05:30 ]

宮崎(左)との世界戦が決まった田口

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・田口良一―同級1位・宮崎亮

(8月31日 大田区総合体育館)
 ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(29=ワタナベ)と同スーパーフライ級王者・河野公平(35=同)が8月31日に東京・大田区総合体育館で、ともに4度目の防衛戦に臨むことが発表された。田口は元WBA世界ミニマム級王者で同級1位の宮崎亮(27=井岡)と日本人対決。ジムの先輩である前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36)が不在の状況で初めてメインイベンターを務める。

 田口は自分がメインを務めることを知らされ、「河野さんだと思っていた」と驚いた表情を見せた。従来の世界戦は全て内山の前座だったが、自身初の日本人対決実現で大役が回ってきた。日本人との対戦は、日本王者時代に井上尚弥(大橋)に敗れた13年8月以来3年ぶり。「注目度が違うのでメインにふさわしい試合をしたい」と自覚を口にした。

 宮崎にとっても世界戦は3年ぶり。減量に苦しんだミニマム級から階級を上げ、ようやく2階級制覇に挑戦できるチャンスとあって「最高に熱い試合をしたい。ボクサーの理想なんでKOは狙ってます」と言葉に力を込めた。中学時代に少年鑑別所も体験した通称“浪速乃番長”は「ボクシングの戦績は似ているけど、僕は路上でもやってきている。人と戦った数は僕の方が上だし、生まれ持った才能も僕が上」と豪語。田口の趣味がピアノと聞き、「ベルトをもらう代わりにグランドピアノをプレゼントする」と挑発した。

 田口は即座にベルトを抱え込み「渡すつもりはない。グランドピアノも自分で買う」と反発した。小学校時代に大きな子供にいじめられ、ボクシング教室に通ったのが競技を始めるきっかけとキャラクターは正反対。テレビ局が「ツヨカワ系」と紹介する“優男”は、それでも「打ち合いが好きな者同士で、お互いにKOチャンスが生まれてくると思う。チャンスがあれば、もちろん狙います」と4連続KO防衛に照準を合わせた。

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